整形外科の扱う疾患は運動器とよばれる臓器が障害を受けた状態です。
自動車で言えばボディーや足回り、ハンドルなどの故障に相当します。
自動車が衝突事故で動かなくなったり、部品が使いすぎて故障したりする
のと同じように、人間の運動器にも外傷による障害と加齢による障害、
さらには細菌感染や関節リウマチ、腫瘍などの疾患による障害が生じます。
運動器とは大きく三つに分ける事が出来ます。
頚椎から骨盤に至る脊柱、肩関節から手指までの上肢
さらには股関節から足趾におよぶ下肢です。
そしてこの運動器を効果的に動かすために
神経、血管、筋・腱、靭帯などがあり、身体中にうまく配置されています。
このような運動器の仕組みをよく理解し、故障を治すのが整形外科です。